実家に帰ると、毎回必ず、4歳の姪っ子に、大好きなTSUTAYAでファンシーな文房具やら、プリキュアグッズ、本などいくつも買わされています(笑)
物欲旺盛な姪っ子は、『ねぇねぇ、これも欲しいなぁ~』などと猫なで声を出し甘えてきます。
可愛いのでうっかり買ってあげようとしてしまうのですが、それではただのお財布叔母さんになるだけです。
実はこの姪っ子は、妹が出来てママを取られてしまった感がつよく、その寂しさを物欲で解消しようとしている(問題を回避するために行う)のですが、それに付き合っていたのではキリがありませんし、彼女にとってもあまり良いとは言えません。
なので今回は、違う試みをすべく、買い物のシーンにおいて、新しい買い物の仕方を学んでもらい、
LABパターンを”問題回避型→目的志向型”へ変化させるということをやってみました。
買い物は、学びと気付きの楽しい場!
どんな風にするかというと、
”妹にママを取られた寂しさを埋めるために買い物する(問題回避型)”から → ”自分の可能性を開くことや自分で決めることの喜びを発見するための買い物(目的志向型)”というように、動機付けの方向性を変化させると同時に、姪っ子にとっての『買い物』の定義をすり変えようと試みました。
こうすることで、買い物は寂しさを紛らわすものでなく、”主体的にワクワク感や気付きを発見する場”として彼女の中で定義付けられるはずです。
まずは、やり方。
- 買い物カゴを持ってもらい、まずは自分の欲しいものを好きなだけ入れてみては?と提案する。
- カゴに入れたものをカテゴリー分けする。
そして、その中から自分の好きなものを何個買うか相談。(支払う側の予算を決めておく。) - 消去法で、必要ないものはどんどん別のカゴに戻してもらう。(消去法でなくても構わない)
- 残ったものの中で、
その子が何を一番欲しているのか?その次に何を欲しているのか?その次は・・・?
何のためにそれが欲しいのか?
それを使ってどんな楽しいことが出来そうか?などお話しながら、子どもの意思を明確にしていく。 - 予算などから選ぶ品数を微調整してもいいし、最初に提案した個数でも良いですが、子ども自身に、要るものと要らないものすべて決めさせる。
- 不要なもの(カゴに残ったもの)をすべて自分で元にあったところに戻してもらう。
もちろん、大人と一緒でもOK(1の提案の時に、最後は全部自分で元の場所に戻すことを約束しておいた方が良いかも知れません)
こんな感じで、一時間以上の買い物になってしまいましたが、
姪っ子は、とても楽しかったし、満足したと言っていました。
ちなみに、ここでは、『自己決定感』という”自分のことは自分で決めている”という気持ちも同時に育つよう誘導しているので、より満足度があがったのですね。
そして、この”問題回避型→目的志向型”のLABパターンチェンジや自己決定感が、子どもの人生においてどれだけ影響をあたえるでしょうか?
日常生活や遊びの中から、こんな学びが毎日得られたら、きっとものすごい子にはなるはずです。
アメリカのホワイトハウスでも、『自己決定感』と『自己有能感(自分はできるという気持ち)』が、将来その子が低所得になるか高所得になるかを左右すると発表しています。
日々のちょっとしたことでも、子どもにとっては遊びながらの大きな学びになりますので、ぜひ、お母さんお父さんは参考にしてみて下さいね。
と言っても、実は、ご両親のLABパターンやお子さんとの関わり方を変えてしまった方が、手っ取り早くて有効だったりします^^
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