例えば、「ダイエットしたい」という望みがある人であれば、痩せる、という目に見える望みの裏には、目に見えない望みがあります。

それは、痩せてもっとキレイになってモテたい、とか、痩せて馬鹿にしていた人を見返したい、とか、痩せて自分に自信を持ちたいとか、人によって見えない方の理由は様々だと思います。

この裏側の望みによっては、目に見える方の望みが叶いづらくなってしまう思考パターンというのが存在します。

成功しない思考パターンというのは、今挙げた痩せたい理由で言うと、

・痩せてキレイになってモテたい・・・痩せないと異性から相手にされないとどこかで思ってしまっている。

・痩せて馬鹿にしていた人を見返したい・・・馬鹿にされているのは自分の体型のせいだと勘違いしてしまっている。でも、太っている人全員が馬鹿にされる訳ではないですよね?何か他人に馬鹿にさせてしまう理由が他にあるはず。

・痩せて自分に自信を持ちたい・・・これも同じですが、痩せている人が全員自分に自信がある訳ではありませんよね。

この思考パターンの共通点は、見える部分をどうにかすれば、自分の得たい感覚(=自信)を得られると勘違いしてしまっていることです。

そしてこれは、赤ちゃんを望んでいる人の中にも多くみられる思考パターンだったりするんですね。

ただ、怖がらないで欲しいのは、たとえ、そういう思考パターンがあったとしても、その裏側の理由に気づいて心から認めることができれば、そういった思考パターンは徐々に消えていきます。

 

ということで、今回は、そんな自分の裏側の望みに気づいた方からメッセージをいただいたので、ご本人の了承を得たので、ご紹介したいと思います。

 

(前略)

沖縄は楽しかったです。

みんなよくしてくれました。

気づいたら、親戚たちはずいぶん白髪が増えて、老いたなあと感じました。

小さい従兄弟はもう、3人の母親だし、同い年の従兄弟は5人出産し、、もう孫が生まれたし(!)変化していました。

向こうの方々は最低3人くらいはフツーに産んでいる様子で、こちらの出産事情とだいぶ違いを感じます。

(中略)

沖縄で2ヶ月うちの両親と、8年ぶりくらいに暮らしたことで、私は兄弟の中でも大事にされなかった、と感じたことを思い出し、それがいまだに悲しいんだと気づきました。

それについてを紙に書きだしたりしました。

不妊治療は継続中ですが、私の場合はむずかしいんじゃないかなあって思っちゃいます。

養子里親などについても調べ中です。

こちらは一度直接話を聞きに行くことで、それでも育ててみたいのか、夫婦二人暮らしがいいのか、自分がどんな風に感じるのか知りたいなと思いました。

長い間、子供についてのことを解消したいと考えているように思いましたが、本当は私が私に対して感じていること(無価値観)を解消したいような気がします。

自分に対してもっと価値を感じ、大事にして欲しいと願っているような…まだ伝えたいことが表現しきれていないけども、そんなような感じです🤔

 

この気づきに辿り着くまでには、色んな向き合いたくないことに向き合わないとここまで自分で腹落ちしないんですよね。

でも、この方は、ちゃんとここにたどり着いた。この無価値観を抱えて生きるのは本当に辛かったと思います。

でも、あるタイミングで「自分が自分に価値を見出していない」ということに気づいたんですね。

この方は、私のプログラムを受けてから、ご自身のペースで「ここリス」という日記みたいなデイリーワークを本当にずーっとやり続けてくださっているんですね。

この「ここリス」っていうのは、当初、「心地よくサクサク動ける自分になるためのリスト」という名前だったのですが、内容的にかなりブラッシュアップされたので、「心地よく本当の自分を生きるためのリスト」に変更しようと思います。

 

とにかく、この「ここリス」をやり続けて、彼女自身も日々成長していっているでしょうし、今回、この気付きが腑に落ちたっていうことは、もうそれだけで大成功なんですよね。

もう人生勝ち組になったも同然なんですね。この方は、サラッと書いてますけど、物凄く重要な気付きだったので、ぜひシェアさせてくださいとお願いして、皆様に紹介させていただきました。

 

この気づきの重要なポイントって、見える側の望みを叶えることによって、自分に欠けている部分を補おうという、そういうある種の弱さ(もちろんそういうものは誰でも持っています)からもう抜けてるんですよね。

そして、「自分は兄弟の中で大切にされなかった」という傷つきとか、親に対する嫌な思いはまだあるんだろうと思うけれども、

その信じ込みをきちんと自分で受け止めようとする姿勢が見えるんですね。

 

多くのご相談者が、赤ちゃんを産まない、産めない自分にダメ出ししていて、赤ちゃんを産むことを、言い方悪いですけど、自分に自信を付けるための道具にしようとしているんです。

赤ちゃんを産めば自信がつくと大きな勘違いをしちゃってるんですね。

自分が、これから生まれてくる命だとしたら、そんな人を親として選びたいと思いますかね?

自分のことを利用しようとしている、そんな人を親として望むでしょうか?

もっと純粋に自分のことを望んでいる人のところに行きたいですよね?

もちろん、これは何も科学的な根拠ははないことを話しています。
(ただ、意識が現実を創るということは、科学的には証明されています。)

病院に行けば、それこそ「見える」側のことしかやりません。

それで生まれる命もあれば、それが叶わない人もたくさんいます。

日本の不妊治療の出産率はとても低いですが、これを日本人の患者は、年齢が高くなってから治療にくるから数字が悪くなるんだという専門家もいます。

でも、これはそのデータの1つの解釈でしかなくて、それを解釈する人の思考や信念とか価値観に色付けされちゃうんですね、どうしても。そして、いくら科学的な調査だ実験だと言っても、目に見えないなんらかの余剰変数みたいなものが絶対に存在しないということは言い切れないんですね。

だから、提示された数字が全てだと思って欲しくないんです。必ず、希望側もみて欲しいんです。

 

話は戻りますが、今回、メッセージをくださった方の、自分には無価値観があったんだ、という気付き。

それは、見事に、赤ちゃんが欲しいという望みとはキレイに切り離された訳です。ここが一緒になってしまっているとなかなか叶いづらくなってしまうのですが、切り離されたことで、もしかすると望みも自然と叶う方向にいくのではないでしょうか?

 

今後も、陰ながら応援していきたいと思います。

 

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