今回は、不妊治療(特に体外受精)を何度トライしてもなかなか授からない理由について解説していきたいと思います。

その前に、
不妊治療を行っている病院では、
年齢別による妊娠率のようなデータを見せられたりしますが、
そもそも、それらすべてを自分に当てはめて見る事は大変危険です。

なぜなら、前提として、年齢が上がればそれだけ妊娠しずらくなる、という
信じ込みが植えつけられてしまうからです。

(人は、その人の信じ込みを現実化してく。例:雨女、男運悪いなど。)

もし、年齢の高低だけで妊娠率が決まるなら、
どうして、20代でも妊娠できないことに悩んでいる人がいるのでしょうか?
どうして、40代の人でも自然妊娠していくのでしょうか?

そして、年齢だけでなく、甲状腺機能障害、子宮筋腫、卵巣の機能低下などなど、 こういった婦人科系の症状があっても、普通にそれらの症状をやめて、
妊娠されていく方も、私のご相談者の中には多くいらっしゃいます。

そして、今回のテーマ、体外受精を何度トライしてもなかなか授からない理由ということですが、

一言で言うと、脳の動かしている部位が、妊娠に適していない部位を動かしちゃってますよ、 ということなんですね。

脳にはいろんな部位がありますが、
ここでは、苦痛系という部位と、報酬系という、この2つの部位に絞ってお話しいたします。

クライアントさんの中にも、不妊治療を受けながら、平行して私のカウンセリングを 受けていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

そして、彼女たちのお話を聴いていると、
ほぼほぼ全員の方が、脳の苦痛系という部位を動かしながら、治療を行っている、 という状態です。

苦痛系というのは、簡単に言ってしまえば、
妊娠に適さない、ホルモン(コルチゾール、アドレナリン)などのホルモンを分泌、 また、筋肉に血流が集中するので、内臓に十分な血液がいかなくなり、
その状態が続くと、内蔵機能の低下につながります。

一方、報酬系というのは、苦痛系とは真逆の働きをしますので、
報酬系を動かすほど、妊娠に適した体内環境が整います。

じゃあ、どうすれば、報酬系を動かせるのか?

ということになりますが、

私のカウンセリングセッションで行っていることの一つとしては、
苦痛系を動かしている原因を洗い出して、その原因を処置する、ということと、
その原因は、何のために体験する必要があったのか?という振り返りです。

たとえば、過去のあの嫌な出来事を単なる嫌な記憶として留めておかないで、
自分にとって、こういう風に必要な体験だったんだという解釈に書き換える、
もしくは、その体験があったおかげで、今私はこうなれたんだ、という解釈に書き換える、
ということを行うと、報酬系が動くようになっていきます。

苦痛系を動かす原因には、治療で痛い思いをするのがいや、待ち時間が長くていや、 仕事を休まなければならないとか、そういった細かいことから、あなたの人生に大きく影響していること、たとえば親との関係性だったり、 自分と自分自身との関係であったり、そういったことが、あなたが妊娠すること、母親になるということに、ものすごく 影響しているんですね。

鍵は、解釈を変えて、自分にとって愛の解釈に変えていくことです。

そうすると、妊娠に適した報酬系という部位が動き出して、
妊娠しやすい体内環境が整うということです。

また、体内環境だけでなくて、メンタルのストレス耐性も強くなるので、
メンタルも強くなっていくし、常に幸せな気分でいられるようにもなっていきます。

なので、食生活とか、サプリを飲んだり、漢方飲んだり、針灸をしたり、ヨガをしたり、 不妊治療なども含めて、みなさんいろんなことをやられていますが、
脳の苦痛系を動かしたままやっていても、残念ながら、どれもそれらの効果を得にくくなってしまう、という結果になってしまいます。

なので、いち早く苦痛系から報酬系を動かすということを
知って、取り掛かっていただきたいと思います。

毎月定期的に、「ZOOM de お話し会」というオンラインでのお話し会も
やっていますので、ご興味あれば、こちらから詳細をご確認ください。